第36回大塚阿波踊りに参加して

大塚阿波踊りに参加して

豊島区中小企業診断士会 松田武

JR大塚駅前にて8月28日に行われた第36回「大塚阿波踊り大会」に参加した。この大会には「豊島区中小企業診断士会」有志が3年前から豊島区商連の一員として参加しており、私は今回が初参加であった。


1.粋な鉢巻き阿波踊り 
大会出場に先立って豊島区商連主催の練習会に診断士会メンバーも参加した。練習会では徳島県出身、指導歴30年以上の阿波踊りの先生が指導して下さった。
「まず身体の力を抜くこと、手は縦に動かすこと、腕は下がり過ぎないこと」という基本動作の指導があった。阿波踊りも他の民謡踊りと同様に右足の前進に右手の突き出しを一緒に行う。若干腰を落とし、単に交互に足を前に出すのではなく、ワンステップで踊りのシナを作り、ツーステップ目で体重移動を行う。
手を縦に動かすとは、手を開いて腕をボクシングの構えにし、手刀を打つように前に出し、出し切ったところで手のひらを前に向ける。腰をうまく使うと腕の力をセーブ出来る。もっとも、先生の手は常に頭より上で移動していた。
当日大宮方面は午後3時ころからすごい夕立となった。東京はどうなっているのだろうか、と心配しながらJR大塚駅に5時前に到着した。雨は止んでおり、会場ではブラスバンドが演奏され、来賓に挨拶が行われていた。
豊島区民集会場にて着替えを行う。帯、鉢巻きは自己流で絞めたところ、豊島区商連の連長より「みっともねえ」ということで、連長自ら帯と鉢巻きを巻いてくださった。たいへん“粋”な出来映えであった。

2.踊った踊った阿波踊り
我々の出番は2回あった。1回目、日頃から武術の稽古の成果あり、基本ステップもなんとか忠実に行えた。それが功を奏し、豊島区診断士会西川会長より、2回目は先頭三人組の一人に任命された。会長は真ん中、自分は右端を受け持った。
鉦、太鼓、笛の生演奏で踊るのはたいへん壮快である。そして、2回目は観客の様子がよく見えて、なんだか得意になった。
雨は2回目の方が少しきつかったが、あまり気にならない。笑顔を絶やさず会長の歩調に合わせて前進あるのみ。
途中、観客の若い女性が近づいて来て団扇で扇いでくれた。少しへばって来たのを見抜かれたのか。そこで、先頭者の責任で、後ろを振り向きながら囃子声をみんなにかけた、「やっこせぇー」と。みんなは「やっこ・やっこせー」と返す。2回目は踊りの歩調も合っている。来賓席の前を通る時、囃子声をさらに張り上げた。
300メートル、約40分×2の阿波踊りは無事終わった。来年はもう少し踊って前進したいものである。
第36回東京大塚阿波踊り大会写真1

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